hatakemori’s diary

はたけもりの日常をお伝えします。

もりびと荘と分解者たち・・そして本庄西界隈

2023年9月17日(日) 改修工事中のシェアハウスもりびと荘も素材としていただいたイベントがありました。
主催は、工務店の「コムウト」さん、北区本庄西にある工房併設のシェアスペース「本庄西施工地区」

築62年のボロアパートの改修に挑んでいただいた過程での建築士さんと工務店さんとの葛藤から生まれた「分解者たち」というコトバ。この言葉の定義はまだないそうですが、ビルドする時には、何かをスクラップしないといけなくなるけれど、単純に捨ててしまうのは勿体無いという建築士さんの想いから生まれたプロジェクト

コムウトのシェアスペースの壁一面に「もりびと荘プロジェクト」のことが展示されており、改修にあたりたくさんの事を考え、さまざまな試みもしていただきつつ、今に至っていることが伝わります。

壁一面がもりびと荘プロジェクト

(経過)

建築士の芦田晴香さんは、建築現場で多くのモノが廃棄されること、廃材置き場でごみと使えるモノ を整理した経験などから、古いアパートの改修にあたり、廃棄を減らしたいとの想いを工務店のコムウトさんと話し合い。
コムウトさんと何度も打ち合わせする中から、はたけもりのキッチンで出る野菜クズは、畑に戻し土に変えて野菜を育てている循環ともつながるとの発想を生み、

改修現場でも、廃棄を減らすための工夫(?)・・分解者たちの試みが始まりました。

もりびと荘プロジェクト

古いアパートの傷んだ部分の解体

廃棄する部材と残す部材の仕分け・・懐かしい建具も

廃棄する部材と残す部材の仕分け→保管→再利用先の検討

分解とDIYは相性がいいかも・・


分解者たちは、廃棄ぜず保管になった部材をどう活かすのか?
おそらくその一つがこれかなを発見!

最近取り付けられた階段はなんだか深みのある部材

階段の滑り止めかと思ったけど・・よく見ると

2階への階段のステップには、アパート時代の建具のレール部分を活用
手前の深い溝が建具の上部を挟み込むレール、奥の浅い溝は建具が移動していたレール。これに少し手を加えていく予定とのこと。。
なんか楽しそう・・・深い方の溝にはビー玉入れてもいいな〜とか妄想中(笑)

怒涛のDIYと呼んでいるDIY工程表のなかで、こんな楽しい作業に出会えるので、興味のある人はぜひぜひご参加くださいね、なかなかない経験できそうですよ〜。

コムウトのシェアスペースでのトークイベント

分解者たちの「たち」は誰か・・

分解者とは を語る初代現場監督185

土壁の土でレンガを再生・・ピザ窯に使いたいな^^

おしゃれなコーヒースタンド

使い方がおしゃれ

ロウジのミニ商店街化

ご近所の町並み・・黒い板塀がかわいい

ミニ商店街実証実験中・・

合区前の住居表示と土壁の家・・仁丹歯磨の広告とトレードマークのおじさん

コムウト横の路地(ろうじ)は、ミニ商店街となっていてこれも実証実験中とのこと、ご近所にも古い建物を生かしておしゃれに再利用されているところなどもあり、北区というイメージとは少し違って人の温もりのあるまちな印象

帰り道に、ご近所をキョロキョロしていると北区になる前の大淀区の住居表示があり妙に納得できました。。
この住居表示版の広告がまた懐かしい「仁丹」仁丹は知っていたけど歯磨とあるのにはビックリ。平成元年2月の合区以来、ずっと頑張って大淀区を名乗っている表示版は文化遺産ものかな^ ^